徐な夢
読まなくていい部分↓
夢は多分、一気に近づいてきてはゆっくりと離れていくもの。
飽き性な俺たちはどこに行くのだろうか、どこにもいけないのか。
進んでいる先が夢へと向かっている道なのか、ただ生きているだけなのか。
アカシックレコードというオカルト的な概念によれば、もうすでに未来は決まっているわけだけど、まあ、俺の進んでいる道は破滅への道だね、ギャンブル辞めたいぜ。
読まなくていい部分↑
二月(多分)昔からの友達と酒を飲み、目覚めた朝にふと気がつくと出会い系アプリが入っていた。
これは友達の悪戯か? と、思う事はなかった。
俺である、とすぐに確信。
課金額は11,800円。
三ヶ月の利用料金となにを買った……?
思い出せないのは、な酒ねえ。
思い返せば、いや、現在進行形で俺はギャンブル依存症で、ギャンブルをしている時は輝いているんだけど、やっぱりお金は堅実に使いたい。
男の友達にやめてえと言っても、やろうぜ! と、背中を押すばかりだし、女の友達に言えば、どうでも良いと言われる始末で救いようがない。
ならばどうしてもギャンブルをしたい時に、ギャンブルした時には止めてくれる彼女さえ居てくれれば、俺は真っ当になれる気がしていたのだ。
ちなみに、俺は人の話をマジで聞かない。
けどまあ、そんな矛盾を知りながらも、そんな想いを抱えていたから課金したのだろう。
アカシックレコード、未来を見せてくれよ。
そしたら、競馬も負けないのになあ。